ヤンキースからFAになり、今オフ最大の目玉選手として注目されていたフアン・ソト外野手がメッツと15年7億6500万ドル（約1147億5000万円）で合意した、と8日（日本時間9日）、複数の米メディアが伝えた。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者によると、最後まで競り合ったヤンキースのオファーは16年7億6000万ドル（約1140億円）だったという。 【写真】シンプルなセットアップが超オシャレ！満面の笑みで球場入りするソト 10月に26歳になったばかりの若きスラッガーが昨年12月にドジャースと合意した大谷翔平選手の10年7億ドル（当時の為替レートで1015億円）を超えるプロスポーツ史上最大の契約を勝ち取った。選手の評価の指標とされる1年平均は5100万ドル(約76億5000万円)で、大谷の7000万ドル(当時の為替レートで約101億円)を超えることはできなかったが、分割後払いはないという。 同外野手を巡っては、メッツと同じニューヨークを本拠地とするヤンキースのほか、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースなどが興味。米報道によると、少なくとも4球団が総額7億ドル（約1050億円）以上の条件を提示しており、プロスポーツ史上最も激しい争奪戦が展開されたとみられる。 ソトは18年に19歳の若さでナショナルズからメジャーデビュー。桁外れのパワーと優れた選球眼で今季まで7年連続出塁率・400＆OPS・850をクリア。20年には首位打者を獲得している。メジャー通算成績は936試合、打率・285、201本塁打、592打点、OPS・953。 今季は移籍1年目のニューヨークで157試合に出場し、打率・288、41本塁打、109打点、ア・リーグ最多の128得点、OPS・989。MVPに輝いたジャッジとメジャー最強コンビを結成し、チームを14年ぶりワールドシリーズへ導く活躍を見せた。MVP投票では3位に入り、4度目の球宴出場とシルバースラッガー賞受賞を果たした。
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